出張 蔵DE Books  (2016.5.8)

昨年の秋に蔵DE Booksがオープンし、様々な活動をしてきましたが、利用者数は伸び悩む一方。そこで、この状況を打開すべく企画されたのが、「出張 蔵 DE Books」です。

 

蔵で本が読めるということを知らなければ、蔵に読書をしに来る方がいないのは自明の理。利用者数を増やそうとする前に、まず蔵 DE Booksの存在を皆さんに知って頂こうと考え、本を携え長峰公園へ行ってきました。

 


休日の公園で天気も良く、PR活動にはうってつけの日。そして、優秀なとしょがかりメンバーたちもついている。そう、まさに鬼に金棒。今日、長峰公園に来ている方々全員が、蔵DE Booksの名前を心に刻んで帰っていくに違いない……。私はそう確信していました。

 

けれども、その確信はものの数十分で打ち砕かれることとなります。初夏の青空の下、芝生の上にシートとパラソルを設置。シートの上に蔵書数冊を広げて、宣伝活動を開始しました。何人かの方に声をかけてはみたものの、ゆっくりお話ができた方は、その中のわずかだけでした。


大きな看板が用意できなかったことと、目立つ場所が確保できなかったことの二点が、あまり目立てず終わってしまった要因だったように思います。確かに、公園に来ていた他の人からすると、景色に埋もれてしまい、単にピクニックに来ていたように見えていたかもしれません。また、目立つようにすること以外にも、来て頂いた方に対して、本の展示以外でアピールするのも良いのではないかと考えました。例えば、お茶やお菓子を提供することなどが挙げられるかと思います。

 

改善点の多い企画ですが、引き続き、蔵 DE Booksの周知活動に力を入れていきたいと思っていますので、今後ともとしょがかり一同を温かい目で見守って頂ければ幸いです。(文 小町)